古事記日本神話朗読！因幡の白ウサギは、子供の童話でなく男を手玉にとり男を渡り歩く美人の一生を描いた大人のファンタジーだ！解説１０

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私の声を聞いて、心地よい人は、私と波長の合う人になります。
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前回までのお話は、スサノオがヤマタノオロチを退治して
かわいい嫁をもらって、お母さんに会いに黄泉の国にいくことも忘れて
出雲に立派な宮殿を嫁のためにつくって、なんてこの世はすばらしいんだ！
というハッピーエンドで終わりました。

今回は、スサノオの４代目の子孫に物語はうつります。

名前は聞いたことある人も多いと思いますが、オオクニヌシの物語が始まります。

絵本とかにもなっている因幡の白兎のお話です。

オオクニヌシがまだ若くそのときの名前は、オオナムチと言いました。

八十神の兄弟がいました。たくさんの兄弟という意味です。

あるとき、因幡にとても美しいヤガミヒメがいるということで

求婚するため、八十神みんなで、因幡に向かうことになりました。

オオナムチもみんなと一緒に向かったのですが
八十神は、オオナムチにお前は、俺たちの荷物運べよ！

と荷物を持たされて、だいぶ遅れていました。

名前がオオナムチで兄弟のパシリにされてるのでのびた君の
イメージをもつかもしれませんが

実は、少女漫画に出てくるイケメンなんですよ。

めちゃくちゃもてます。

ただしイケメンに限るくらいもてます。

さて八十神が、海の岬についたときに、毛のないウサギが、ふせって泣いていました。

八十神たちは、ウサギに、

おいそこのウサギ。体が痛いなら海の水浴びてから高い山の上で風あたって
寝ると治るぞと、嘘を教えました。

ウサギは、神さまが嘘をつくとは思わず、海水をつけて山で寝てみたら
海水が乾いて、皮膚に刺すような痛みが走り、騙されたとわかって
ますます泣いていました。

そこへ、オオナムチが、みんなの荷物をもってヨタヨタやってきました。

オオナムチは、ウサギにたずねます。

どうした？なぜ泣いているんだい？

ウサギは、いきさつを話し始めました。

和多志は、隠岐の島に住んでいましたが、因幡に渡りたかったのですが
海で渡る方法がありませんでした。

そこで海のサメを騙す方法を思いついたのです。

サメに、やあサメさん。サメさんの仲間と和多志の仲間どっちが多いか競争しないかい？

ちょっと仲間を集めて、向こうの岬まで一列に並んでさ
和多志がその上を走りながら数を数えるますよ。
それで仲間がどっちが多いかわかるよね。

サメはいいよと言って一列に並びました。

ウサギは、その上を走りながら数を数えていきます。

そして、あと一歩で岬につくところで、思わず言ってしまったのです！

ざっまああああああああああああああああああああああああ

数なんて数えるかよ！海を渡らせてくれてありがとな！

飯ウマー！

と煽ったらサメが激怒して、和多志の毛を剥いでしまったのです。

それで泣いていたら、神様の集団がやってきて、
海水につけて風に当たって寝ていろと教えられたとおりにやったら
肌が傷ついてしまって泣いていたのです。と

オオナムチは、やさしく言いました。

まずは、川の水で洗って、そこに生えている蒲の花をとってきて
その花粉を撒いてその上をゴロゴロして、体中にその花粉をつけて
みなさい。肌の傷は治るでしょうと

ウサギは、言われたとおりにやったら傷が治り大喜びしました。

そして、オオナムチにこう言いました。

最初の神様たちは、ヤガミヒメとは結婚できないよ。
家来のように荷物をもってますが、結婚できるのは、あなたです。」

ということで今回はここまでです。

健康チャンネルとしては、まず蒲の花の花粉から考察しないといけませんね。

これは、実際にあります。

有効成分にステロイドが含まれていますので、古事記に書かれているように
皮膚疾患に実際に有効なんですよね。

まさに火傷とか止血など普通に民間療法で今も使われていますし

オオクニヌシは、ウサギを治療したことで医療の神様として
信仰されています。

これを聞いてる医者の君たちは、八十神のように金儲けに心を
奪われていないか、もう一度自分の心に問うてみてほしいものです。

八十神だらけのような気がしなくもないですよね。

さてこの物語は童話にもなっていて古事記の中でも
有名なファンタジーですが、これまた諸説ありますが

ヤガミヒメ＝白ウサギとすると、けっこうしっくりくるんですよね。

まずサメとしてますが、これがワニという言葉になっていて
ワニではないかとも言われています。

世界の神話でも、ワニで同じような話があります。

そして、ワニには、和多志とあなたという意味もあり

ワニの上を走りながらとおりすぎるというのは

思わせぶりをしては、次々と求婚相手を振っていくヤガミヒメを
表していて、最後に本音をぶちまけて

てめえらみてえなボンクラ相手にするわけないだろ！
今までアッシーくんしてくれてご苦労さん！

で身ぐるみ剥がされて、真っ赤に焼けて醜い姿になり

八十神には騙されて、ますます真っ赤に焼けて傷ついたときに

イケメンのオオナムチが、ちゃんと肌も治してくれて恋に落ちて

結婚するのは、八十神じゃない。あなたよ！

と１００％はずれることがない完璧な予言を言い残したという
考察です。

ウサギが神になったのもそもそも、ヤガミヒメが神なので
自然ですよね。

ということで、子供によく聞かせる童話の因幡の白ウサギですが

実は、モテまくりでいろんな男を渡りあるいて、痛い目に会い
ちょっと醜くなったらしっぺ返しで酷い仕打ちを受けながらも
絶望の中で真実の愛を見つける、大人のファンタジーだったのです！

ただこの後オオクニヌシは、酷い目にあいまくりますが
イケメンなのでモテまくります。

プラスマイナス０の法則が神話の中にもあります。

ということでまた次回。

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