古事記朗読。よもやよもやだ。知恵の神として不甲斐なし。穴があったら入りたい！３度の失敗。日本神話解説１８

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私の声を聞いて、心地よい人は、私と波長の合う人になります。
音声はこちらからきけます。(youtube動画は倍速で聴くことができます
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前回は、野心を抱いたアメノワカヒコが
占いの神のばあやに、高天原の伝令を阻止され
逆にアマテラスを裏切る形となったアメノワカヒコが
タカミムスビにより、射殺されてしまいました。　

アメノワカヒコの死により、妻のシタテルヒメは
嘆き悲しみその泣き声は、風により高天原にも届くほどでした。

そして、高天原に住んでいたアメノワカヒコの父やその家族、親戚が
地上に降りてきて、共に嘆き悲しみ、そして葬式をする小屋をつくり
アメノワカヒコの遺体を安置しました。

そして、ガン雁を食事をささげる役に
サギをお掃除役に
カワセミを食事を作る役に
スズメを臼をつく役に
キジを泣き女にして８日間歌い踊りました。

この時、シタテルヒメの兄であるアジシキタカヒコネが葬式に
やってきました。

このアジシキタカヒコネが、アメノワカヒコとそっくりだったので

アメノワカヒコの親族が、
「アメノワカヒコが、生きていた！」
といって、アジシキタカヒコネにすがりついて嬉し泣きしました。

しかし、アジシキタカヒコネは、故人と間違えられてブチ切れて
「和多志は、親友であるアメノワカヒコの葬式にやってきたのに
故人と間違えるとはどういうことか！」
と言って、葬式小屋をこなごなにぶち壊して帰ってしまいました。

そしてこのこなごなにした場所は現在も岐阜県の
長良川河上にある喪山として祀られています。

ということで今回はここまでです。

またツッコミどころ満載のエピソードですが
まず葬式にやたら鳥がでてきますが

これは古来日本では、鳥は現世と霊界をつなぐとされてましたので
葬式では、鳥が大活躍しています。

そして結局この物語も、アジシキタカヒコネのシキはスキ鋤ということで
農業神なんです。

アメノワカヒコも穀物神で、

ここらへんのくだりは、日本古来の稲作の考え方
つまり、種に神が宿り、収穫し、冬に神が帰り
また春には新しい神を迎え入れて、冬に送り出す。

この思想をあたわしていると考察するほうが
しっくりきます。

大和族と出雲族の戦争だったら
葬式を一緒にとりおこなうわけがありません。

それにしても、知恵の神のオモイカネノカミの
知恵は、見事に3回もはずれていますよね。

二人目の刺客に関しては殺生沙汰になるほど
見事に失敗しています。

まさに煉獄杏寿郎の有名なセリフ

よもやよもやだ！
知恵の神として不甲斐なし
穴があったら入りたい！

という感じですよね。
次回は煉獄杏寿郎のように覚醒したオモイカネノカミが
最強の刺客を送り込みます。

お楽しみに！

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古事記朗読。よもやよもやだ。知恵の神として不甲斐なし。穴があったら入りたい！３度の失敗。日本神話解説１８

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